生徒たちに知らせずに抜き打ちの避難訓練を行いました。
「不審者」(実は不審者ではない)が侵入し、それを見つけた補習校関係者が大声をあげ、それを聞いた生徒たちが避難しました。
警備員がこの「不審者」を確保し事なきを得るという筋書きで行いました。
終了後、実は本当の不審者ではなく訓練だったと生徒たちに発表しました。
そして、このような緊急の際の生徒たちの取るべき対応について、大使館の方から指導をいただきました。
大使館の方によるご指導に中学部代表から御礼の言葉を申し上げました。
補習校関係者の大人への、いざと言うとき賊から子供たちを守るための指導もいただきました。
まず持つべきものは「覚悟」です、との教えをいただきました。
賊への手加減の気持ちを持たないこと。
そのような気持ちを持てば反撃されてしまう、という教えをいただきました。
さすまたなどを使用した実技の指導においては、警備会社の日本人が賊の役になってくださいました。
賊に一面から対するのではなく、取り囲みます。
追い詰めていって、倒したら、あらゆる物を使って関節などを攻撃し、また凶器を離させて、抵抗力を奪います。
また、おおぜい集まったお母さんたちもさすまたを持って具合を実感したりして、貴重な機会となりました。
このあと、避難訓練担当者との反省会において、入構の安全対策をもっとしっかり行うべきとの考えを共有しました。
また、賊を制するために警察が来た時は、安心して警察の人のほうへ行ってはいけない。
警察の人は、誰が賊で誰が賊でないかわからないので、撃たれるおそれがあるということです。
うずくまって、手は頭の後ろに組んで手を見えるようにしておき、じっとしておくべき、とのことです。
また、救急隊は警察よりも後に入ってくるということです。